
どうやったらそこまで貯められるのかイメージつきません。お金を貯める具体的な方法知りたいです。
セミリタイアに必要は金額は、人それぞれ。
ですが、一応の目標として、3,000万円はひとつの目安になります。
じゃあ具体的に、どういった手順で進めていったら良いか、考えてみました。
それでは早速見ていきましょう。
セミリタイアにはまず、3,000万円を目指しましょう
「3,000万円あれば余裕」
「3,000万円じゃ少ないでしょ」
あなたはどっちの意見ですか?
3,000万円は、心理的なひとつの壁
まず、3,000万円という数字は、心理的な「安全圏」の目安となります。
2019年度の「高齢社会白書」によると、60歳以上の人の64.6%が、「生活に不安がない」、と回答しています。
さらに、60歳以上では、3,000万円以上の貯蓄がある世帯が、27.6%にも上ります。
こうして見ると、貯蓄額が大きいことが、安心感に繋がっているようです。
単純計算でも、65歳の年金受給まで、3,000万円あればセミリタイア可能です。
利回り4%の運用で年間120万円なので、生活費が月10万円なら、配当(利息)だけで生活できる計算になります。
3,000万円貯めるまでの、具体的ステップ3つ
それでは、3,000万円貯めるまでの、具体的なステップを見ていきましょう。
気合いだけでは達成できません。
目標を設定して戦略的に取り組む必要があります。
S TEP1 貯金(支出を減らす)
まずは堅実に。やはり貯金が基本になります。
収入 ー 生活費 が貯金可能額です。最終的に貯まった金額は、投資に振り向けます。
家賃、食事、高熱費以外の支出以外は、全て貯金できれば最高です。
理想は収入の5割以上。
そのためには支出を減らさなくてはなりません。
具体的な方法を、ピックアップしますね。
家賃を抑える
あなたがひとり暮らしなら、まず引っ越しを検討しましょう。
都心部でも、駅から離れれば家賃は下げられます。
生活の見直し
自炊を徹底するし、外食はやめましょう。健康にも財布にも優しいです。
買い物の仕方にも注意が必要。買いだめしない。毎日スーパーに行くようにして、必要最小限だけ買うようにしましょう。
不要な外出を控える
お金がかかるので、不要不急な外出は控えましょう。
買物は最小限で。基本は、ネット通販で済ませるように。
会社の付き合いも断るべし。時間とお金の無駄です。
酒は飲まない
飲みたければ家飲みにしましょう。
孤独に耐えられないようでは、
保険は解約する
保険は無駄です。日本では民間の医療保険は必要ありません。
ネットサービスの有料登録、定期購読など、不要なサービスは全て解約。
日頃気づかずに、お金は出ていっています。まずは、出血を止めましょう。
不要な情報を遮断する
テレビを見るのはやめましょう。時間の無駄です。俗世の欲求が刺激されます。
ネットやYouTubeも同様です。お金はかかりませんが、だらだら見るのは時間の浪費です。
S TEP2 会社の仕事以外の、収入を増やす
会社で頑張っても収入は上がりませんので、仕事を頑張るのは今日からやめましょう。
会社は給料を得るための手段、というドライな姿勢を徹底すべきです。
では収入を上げるためには、どうするか。
取り組むべき方法は、以下の3つです。
①転職する
②副業をする
③不動産投資をする
①転職する (オススメ度 ★★2)
20代、30代前半で、収入UPが望めるなら転職はありです。
目標貯蓄額から逆算して、退職スケジュールを設定して転職活動をする、ぐらいが理想。
ただし、独立後に使えるスキルを身につけるためのステップ、ならOKですが、いわゆる、「キャリアアップ」のための転職はおすすめしません。
貯蓄のため、「給料を上げるための転職」にフォーカスしましょう。
40代、50代の場合、キャリアダウンの転職(週3日勤務とか)ならありかもしれません。
②副業をする (オススメ度 ★★★★★5)
退職前に必ず取り組むべき必須項目です。
セミリタイアの金銭的、精神的ハードルが下がります。
1万円でも良いので、稼ぐ感覚を身につけましょう。
おすすめの副業は、以下の3つ。
物販 (転売、せどり)
初心者でも一番結果が出やすい。再現度は高い。
ノウハウも豊富。資金をあまりかけないやり方もたくさんある。
WEBプログラミング、動画編集、ライティング
勉強期間必要。再現性は比較的高い。
続けられる環境づくりが大事。
ブログ、YouTube
継続する努力が一番大事。難易度は高い。
再現性は半年~1年以上継続できるかにかかってくる。
③不動産投資をする (オススメ度 ★★★3)
資産1,000万円程度ある人向けです。
不動産はノウハウが確立されているので、勉強や経験が必要になります。
自己資金や、銀行融資が前提となるため、万人向きではないですね。
ローリスク・ミドルリターンで、投資と事業の中間ぐらいの位置づけ。
リスクはある程度ありますが、上手に出来れば安定したリターンが得られます。
S TEP3 株式の長期投資で資産を増やす
最終目標は株式の長期投資です。
株式投資で安定したリターンを上げることが、セミリタイアの鍵になります。
3,000万円貯める途中は、極力現金を持たず、8割~9割をインデックス投資(株・債券)に振り向ける、ぐらいの気合いが必要ですね。
あなたが何歳でも、遅いということはないので、ぜひ頑張って自分だけのキャッシュマシーンを構築しましょう。
年代別、3000万円までの貯め方モデルケース

ここまで、3,000万円達成までのステップを見てきましたが、
確かにやることが多くて、迷ってしまいますよね。
そこで、具体的にイメージが湧くように、年代別のモデルケースも設定して見ました。
やはり年齢によって取り組むべき手段、順序、戦略は変わってきますので。
①20代でのセミリタイアモデルケース
転職 → 副業 → 起業 → セミリタイア
最近は、若くしてセミリタイアを実現する人も出てきています。
難易度は高いですが、
A : 高収入サラリー×超節約生活×株式投資
B : 副業+ネットビジネス系の起業×株式投資
のどちらかが選択肢になります。
高収入を目的とした転職の場合、目標貯蓄額から逆算し、退職期限を切ることも重要です。
副業・起業を選択する場合は、ネット系のビジネスが確率は高いでしょう。
20代は、独身の場合が多いでしょうから、資産構築のための条件は整っています。
実家に引きこもるなどして、集中して取り組みましょう。
②30代でのセミリタイアモデルケース
副業・不動産投資 → 株式投資 → セミリタイア
30代は、仕事にも慣れてくる頃なので、なんとか時間を捻出して副業に取り組むべき。
やはりネットビジネスがおすすめ。まずは小さくても結果を出して、成功体験を得ることが大事になってきます。
副業で稼ぐのと並行して、投資も開始しましょう。独身なら収入の多くを投資に回せます。
家庭がある人も、パートナーの協力を得て、毎月定額を積立投資しましょう。
セミリタイアを目指すなら、株式投資もある程度リスクをとることが必要です。このタイミングなら、投資の全額を米国株ETFに投資、でも良いかもしれません。
③40代以上でのセミリタイアモデルケース
資産の棚卸し → 副業・不動産投資 → 株式投資 → セミリタイア
40代以上の場合、セミリタイアのステップは色々選択肢が増えてきます。
まずは資産の棚卸しをしましょう。退職金のシミュレーション、親からの相続額の把握、早いうちから準備しておいた方が良いです。事前に把握しておくことで、資産構築にプラスになります。
持ち家の場合、自宅の売却も検討してみましょう。資産構築が加速します。セミリタイアすれば、住む場所も自由に決められます。
株式投資も退職金、相続、自宅の売却を絡めて、投入額を増やして行きましょう。給与からの投資額も、退職までは収入の大半を充てるつもりで。(目標5~8割)
副業については、40代でも、よほど資産がない限り、やはり必須になります。
しかし、本業の経験を活かした実業はおすすめしません。しがらみがあると、リタイアできなくなります。
あくまで物販、エンジニア系 ,情報発信系など、一人で取り組めて、PCで作業が完結するものが良いです。
副業に取り組む場合、本業の経験・プライドは捨てましょう。年下の先輩から学ぶ柔軟さが必要です。(←ココ大事)
それでは、セミリタイア目指して頑張って行きましょう!